日本風景街道は、地域住民やNPO、企業、地方公共団体、大学、道の駅、警察など多様な主体が協働し、景観、自然、歴史、文化などの地域資源を活かした国民的な原風景を創成することにより、国土文化の再興を目指す運動だ。郷土愛を育み、日本列島の魅力や美しさを発見、創出するとともに、地域活性化や観光振興に寄与すること目的にしている。運動方針は「全国に運動を拡げること」「多様性を確保すること」「さらなる質の向上を図ること」「継続的な運動とすること」。「地域の資源」「活動する人たち」「活動内容」「活動の場」から構成され、北海道、東北、関東、中部、北陸、近畿、四国、中国、九州、沖縄の各地方が協議会を設立、令和２年３月現在で全国144ルートが活動している。例えば、九州の「日南海岸きらめきライン」は、国道220号を中心とした色とりどりの草花がつくり出す美しい風景が広がる海岸地域で、道路の清掃活動や、花木などの植樹といった運動が展開されている。