寡黙なヒーロー
孤独なまでに寡黙。
この国の今と未来のために黙々とミッションを遂行する名もなきヒーローたち。
職業擬人化シリーズ。
公開日:2020/4/24
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下水道イノベーション
新たな「日本産資源」のカギとして注目されているのが下水汚泥だ。これまで下水汚泥は廃棄物として埋め立てなどで処分されてきたが、近年の技術の進歩により、肥料、バイオガス、汚泥燃料など多様な資源としての活用が進んでいる。
全国の下水処理場に集まるリンを肥料に利用することで、農業・食品のために輸入しているリンを年間で約10%削減できるとされる。また、下水処理場で発生する汚泥は、約110万世帯分の電力を発電するエネルギーを保有しているという。
国土交通省では、循環型の下水道資源で農業の持続性向上に貢献する「BISTRO下水道」や生ごみなどのバイオマス資源を集約することで下水処理場を地域のエネルギー供給拠点化する取り組みを進めている。今後、下水処理場が地域の資源・エネルギー循環のシンボルとなるような新しい顔を見せてくれそうだ。
※2024/12 事業内容更新