現実世界に実在しているものをデータ化し、仮想空間の中でそっくりに再現する「デジタルツイン」。リアルとほぼ同じ環境を設定することで、リアルでは難しいシミュレーションを容易に行えるようになることから、近年は開発現場などへの導入が進んでいる。
これを「街」に適用したのが、国土交通省が2020年度から進めている「Project PLATEAU」だ。日本全国の3D都市モデルがオープンデータとして提供されているため、誰もが自由に利用可能。防犯・防災、人流といった都市計画に関わるシミュレーションはもちろんのこと、街中では難しいドローンの飛行実験や自動運転実験、AR、VRなど、アイデア次第でさまざまな使い方ができる。新たなビジネスチャンスをつかむことだって、きっと夢ではないはずだ。