初耳係長
聞いたことのないレアな役職名コレクション。一体どんなお仕事?
公開日:2019/6/7
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古都保存係長は
古都における歴史的建造物や自然的環境が一体となった環境を守り、継承していくことが仕事です。
ここでいう「古都」とは歴史上政治・文化の中心などとして重要な役割を果たした市町村のことで、古都保存法では、京都市、奈良市、鎌倉市、逗子市、斑鳩町、天理市、橿原市、桜井市、明日香村、大津市の8市1町1村が指定されています。
高度成長期に、住宅開発が文化財周辺にまで押し寄せ、周囲と一体となった景観が失われてしまうという危機感が高まりました。このため、1966年に古都保存法が制定され、開発に対する規制がかかることになりました。文化財そのものの保護は、文化財保護法などによって文化庁が進めていますが、国土交通省は、文化財そのものではなく、周囲の自然的環境を含んだ「歴史的風土」を保存することを目的としています。国土交通大臣は、歴史的風土として保存する地域を、「歴史的風土保存区域」に指定します。10の古都のうち8つが関西地域に集中しているため、東京から出張することも多いです。
詳細は、国土交通省都市局ホームページをご覧ください。
国土交通省 都市局公園緑地・景観課 古都保存係長