四方を海に囲まれた日本では、海水浴やサーフィン、釣りなどさまざまなマリンレジャーを楽しむことができる。新型コロナウイルス感染症の影響により「人と距離をとれる」レジャーとして注目されているプレジャーボートもその一つ。海上で心地よい風を感じながらゆっくりとクルージングを楽しむ人が増えている。
国土交通省では、新たなプレジャーボートの楽しみ方として、海の駅などに寄港して近郊の観光地やグルメスポットなどを巡るモデルルートを「マリンチック街道」として整備。たとえば海の駅から出航して、海上から航空機の離発着を見学、ご当地グルメを堪能し、ＳＵＰや釣りなどのアクティビティを楽しんだ後で、最後は離島で風景を満喫する…といったモデルルートを、全国で23ルート選定している。中には、その地域に関心をもつ人たちの公募から選ばれたその土地ならではのスポットも組み込まれており、旅行者やグルメ愛好家など幅広い人たちがクルージングを楽しむ機会が増えることが期待されている。