初耳係長
聞いたことのないレアな役職名コレクション。一体どんなお仕事?
公開日:2018/11/30
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重力係長は
重力を測り、重力の基準を提供するのが仕事です。
重力は、地球の引力と遠心力をあわせたもので、場所によって異なります。例えば、平坦な地面の上でも、場所により重力の差があれば、重力が大きい方に水は流れるので、標高を決める際には重力の影響を考慮する必要があります。
重力係では、日本の各地で重力を測定して、重力の基準を整備してきました。この基準は、標高を決定する際に使用するほか、体重計などのはかりの校正などに使用されます。
令和元年度~5年度にかけては、航空機で日本全国の重力を測定しました。これによって、正確な標高基準(0m)を整備できるため、GNSS測量などでも簡単に正確な標高がわかるようになります。
重力係が測定した日本の重力値はホームページのほか、理科年表でも公開しています。
※2024/12 業務内容更新
国土交通省 国土地理院測地部物理測地課 重力係長